藍染とインディゴ染の違いって何?

今日は、よく聞かれるお話を。

デニムで、よくインディゴカラーって聞くけど、
そもそもインディゴって何?
藍染と一緒なの?違うの?

「いい質問ですね〜!」

回答は、
似ているけれど、全く違う。

”天然”と”人工物”の違いです。

どういうこっちゃ?というあなたのために、
歴史的な背景と共にご説明します。

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【藍染】藍という植物から採れる天然の染料
その歴史は古く、世界最古の藍染の布は
紀元前2500年〜1200年頃
エジプトのミイラに巻かれていた布が残っているとのこと。

え、藍染って日本だけじゃないの?
そうなんです。世界各地で、
藍染は行われていました。

よく耳にする「インディゴ」というのは、
藍染に含まれる青色成分。
インド生まれの藍の品種「インドアイ」が
藍染の原料として世界中で使われるようになり、
「インディゴ」と呼ばれるようになりました。

なんだ、じゃあデニムも藍染も一緒じゃん!

違いますよ〜!
早合点は禁物です。

ある時、人類は気づきました。

「染料作るの、めっちゃ大変じゃん。
石炭のゴミの中に似た成分あるし、
これで、人工的に染料作れるんじゃね?」

そして、作り出されたのが人工的な合成染料の”インディゴ ピュア”
藍染と非常に似た化学構造式をもつ染料
1900年頃から普及したとのこと。

現代の私たちが履いているジーパンのインディゴ染のほとんどは、それです。

つまり、
藍染:天然の植物 藍(アイ)から採れる染料
現代のインディゴ染:藍染を真似して人工的に作られた合成染料

なぜ、それまで主流だった藍染などの天然染料から
合成染料に変わったのでしょうか?

それは、ズバリ
安い
簡単に作れる
染色を数値化できる
長期保存できる

あっぱれ、技術の進歩!!

安価な合成染料に比べ、

染料を作るのがめっちゃ大変
染めるのも手間

均一に染色が難しい
長期保存ができない
そんな藍染を含む天然染料は衰退していきました。

よくある話ですね。
ポケベルがガラケーに、
そしてスマホに進化してきたようなものでしょう。


しかし、面倒くさ~い方法で染める天然染料のよさもあります。

安全
環境に優しい
微妙なニュアンスの色が出せる
薬効が言い伝えられている

やっぱり、手間がかかるし、コストがかかっても
合成染料に負けないところはたくさんあると思います。

過去に使われていた合成染料で
発がん性物質を生成する可能性があるとして
現在は使用を禁止された事例もあるそうです。

つまり、どっちにも良さもあれば、
欠点もあるということ。

さらに言えば、藍染の中にもいろんな種類があって
いろんな方法があります。

というのも、

天然の藍の葉っぱを使うんだけど、その工程での議論もあるんです。

「日本古来の発酵建てこそが本物だ。」
「天然の植物の藍を使って、還元すれば藍染だよ。」

経験がない方はなんのこっちゃと思いますが、
新しい技術ができれば、必ず摩擦は起きますよね。

どの分野でもあることですが、
いろんな意見があるんです。

で、渦が日々考えていること。

それは、
最終的に着る人にとって、
満足されるように製作されたものが一番。

コストを重視して合理化されたもの、
その反対に、高価格の材料で手間をかけたもの、
受け手によってその価値はそれぞれ。

だから渦では、お客様の需要や価格に合わせて
日本伝統の本藍染(発酵建て)
インド藍(化学建て)
の両方の藍染を行なっています。

さらに付け加えると、
夫婦共々、デニム大好きなので、
普段からバリバリはきます。
合成染料のやつです。笑
ヒートテックだって着ますよ。
だってあったかいですから。笑

でも、師匠の染めた作品に出会った時の
最初の衝撃は忘れられません。

自分で染めてイメージしてデザインするって、
こんなに素敵なんだ!
これが初心です。

自分の表現したいことと、
着る人が求めることのバランス^^

さらに、
昔と今、両方のいいとこ取りができたら、
一番いいな〜と思ってます。

だから、渦はこんなことをテーマにしています。

〜A BRAND NEW OLD SCHOOL〜
古いを生かして、好きを創る

以上、藍染とインディゴ染の違いって何?でした。


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