渦のすくも発酵建て日記① ~灰汁作り編~

5月に入り、気温が上がってきたので、
すくもで藍建てをしました♪
今回は、うまく発酵したのでほっと一安心。

そもそも”すくも“とは徳島県で多くが生産されている
と〜っても時間がかかってできる日本の藍染めの染料で、
そして、藍農家さんも今では数軒しかいない中で作られる貴重な染料です。

この、日本の伝統的な”すくも“というのは発酵を促して染められる状態にするのですが、
気温が高いと発酵が進みやすく、維持管理がやりやすくなるのでこの季節からがベスト。

よく甕が地中に埋まっているのは、温度を一定に保つ温度管理のためで、
渦ではそのような設備はありませんので、夏場に大きなバケツで藍を建てます♪

この発酵建ての方法が、なかなか手間と時間がかかる作業。
地域によって、方法や概念もさまざまあります。
ということで、渦独自の実践日記を
「渦のすくも発酵建て 日記」と称して試行錯誤の様子を更新していこうと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渦のすくも発酵建て 日記 ① ~灰汁作り編~

すくもを発酵させるためには、
アルカリ性の灰汁作りをまず行います。

灰汁(あく)??

ではその説明を↓

渦の薪ストーブで燃やした自家製灰と
遠方のピザ屋さんから譲ってもらった灰をミックスした、ケヤキ100%の木灰を用意しました。
藍建てには、広葉樹の木灰が使われます。

そんな木灰をふるいにかけてサラサラにした後、
寸胴鍋いっぱいに木灰と水を入れてかき混ぜます。

灰が水に入ると、かき混ぜるのにけっこう力が必要です。
底の方は、塊をほぐして、かき混ぜる感覚!?
とまではいきませんが、そんな感覚です。


沸騰させます。
この鍋いっぱいの灰汁を沸騰させるには、結構な時間がかかる。
火力いっぱいで焚きます♪

そして、1日〜数日寝かせて、灰が下に沈殿しているので、
上澄み液のみをポリバケツへ移していきます。

こうして灰汁の完成です。

この作業を、同じ木灰で5回繰り返します。


画像が、1番最初に取った灰汁で1番灰汁といいます。
pH値といって、
アルカリ性の強さを測ってみると12.69。
これが、5回くり返していくにつれ
pHの値は徐々に低くなっていくんです。

何と言っても水ですから重いです。
なかなかの重労働(汗)、、、

そして、この1~5番の灰汁を藍建てのために貯めておきます。
こんな風に、バケツだらけに。(広い作業場が欲しくなりますね。)↓

藍建て方法は本で勉強してみたり、人づてに情報を得てやっております。
解説するほとんどの本では、
これらの灰汁に石灰を加えて、pH値を「かなり!!」気にして調整を行うように説明されています。
渦も独学でその石灰を使うやり方が当たり前だと思ってましたが、
「pH値はあまり気にしてない」と同業の方からお話をうかがいました。

ということで、今年は石灰を使わずに藍建てを実験的に挑戦してみることに!!
この灰汁作りから、10日後、なんと藍建てに成功!!
しっかり発酵し、青く染まりました♪

さて、この「渦のすくも発酵建て日記②」では、この灰汁作りの後の
成功するまでの途中の様子を更新いたします。お楽しみに😃

体験ご希望はこちら


バックナンバー

渦のすくも藍発酵建て日記① ~灰汁作り編~

渦のすくも発酵建て 日記 ② ~こねる編~

渦のすくも発酵建て 日記 ③ ~嵩上げ完了編~

渦のすくも発酵建て 日記 ④ ~染める編~


関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。